国連調査団、スーダンでRSFによる虐殺の痕跡「大量虐殺の特徴」
国連支援の独立国際調査団が、スーダンの都市エル・ファッシャーで、パラマイト軍 Rapid Support Forces(RSF)が非アラブ系住民に対して行った攻撃は、大量虐殺の特徴を示していると発表しました。2023年4月からの内戦において、RSFはエル・ファッシャーを18ヶ月間包囲し、特にザガワ族とフール族を含む非アラブ系住民の物理的な破壊を意図した条件を課していたと調査団は指摘しています。報告書によると、RSF戦闘員は非アラブ系住民を標的にした殺害、性的暴行、破壊行為を行い、非アラブ系住民の排除を公然と表明していました。調査団は、RSFによるこれらの行動が国連定義における大量虐殺の基準を満たしていると結論付けました。RSFはこれまでにこのような告発を否定してきました。
背景
スーダンでは2023年4月以来、軍とパラマイト軍Rapid Support Forces(RSF)の間で内戦が続いています。エル・ファッシャーはダルフール地方の重要な都市であり、両者の戦闘の中心の一つとなっています。国連は、この紛争において人道危機が発生しており、大量虐殺の可能性も懸念されています。
重要用語解説
RSF: Rapid Support Forces(パラマイト軍)。スーダンで活動する軍事組織。元々は民兵組織であり、現在も内戦に深く関わっています。
ザガワ族・フール族: ダルフール地方に住む民族グループ。RSFの攻撃の標的となっているとされています。
大量虐殺: 国連定義では、特定の民族、人種、宗教などを標的にして、その集団を物理的に破壊することを意図した行為です。
ダルフール地方: スーダン西部に位置する地域。2003年から内戦が続いており、多くの犠牲者が出ています。
今後の影響
この調査団の報告は、スーダン紛争におけるRSFの役割を明確化し、国際社会からの圧力を高める可能性があります。また、将来的な人道支援活動や平和交渉にも影響を与えることが予想されます。