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Google Workspaceユーザーへの認証メールが届かない不具合、Viva.comのMessage-ID欠落が原因

ヨーロッパで決済・銀行サービスなどを提供する大手決済代行会社「Viva.com」は、アカウント作成時のメール認証が企業向けメールサービスであるGoogle Workspaceのメールアドレス宛だと届かない事例が発生しました。この不具合の原因は、Viva.comが送信する認証メールにRFC 5322で推奨されている「Message-ID」ヘッダーが欠落しているためです。Google Workspace側はこの仕様を満たしていないメールを拒否しており、「バウンス」扱いになっていました。ブログ記事やHacker Newsでの議論から、Viva.comは自社の開発者向けドキュメントでもヨーロッパ24カ国でサービスを提供していることを明記しており、企業の標準的なメール環境であるGoogle Workspaceが想定外になっている点が注目されています。


背景

Viva.comはヨーロッパで決済・銀行サービスを提供する大手決済代行会社です。2026年2月12日、ユーザーがアカウント作成時にGoogle Workspaceのメールアドレス宛に認証メールが届かない不具合が発生しました。これは、Viva.comが送信するメールにRFC 5322で推奨されている「Message-ID」ヘッダーが欠落しているためです。

重要用語解説

Message-ID: メールの識別子として使用されるヘッダーフィールド。RFC 5322ではすべてのメッセージはMessage-IDフィールドを持つべき(SHOULD)とされています。

RFC 5322: 電子メールの基本的な形式を定義する標準仕様。FromやSubjectなどのヘッダーの書き方、Message-IDなどについて規定しています。

Google Workspace: Googleが提供するクラウドベースのビジネス向けコラボレーションプラットフォーム。Gmail、カレンダー、ドキュメントなどを含みます。

Viva.com: ヨーロッパで決済・銀行サービスなどを提供する大手決済代行会社。

今後の影響

この件は、企業がGoogle Workspaceを使用している場合に、Viva.comのサービスを利用できない可能性があります。また、メール送信システムにおけるMessage-IDヘッダーの重要性を再認識させることになります。