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IBM株価暴落、AnthropicのAIがCOBOLシステムを自動化

2026年2月23日、Anthropicはブログで、自社の言語モデル「Claude Code」を使ってCOBOLを使ったレガシーシステムのモダナイゼーションを自動化する手法を解説しました。この発表を受け、IBMの株価は13%以上急落し、2026年に入ってからの総下げ率は24%を超えました。

Anthropicによると、Claude Codeを使うことで、従来数か月かかっていたCOBOLシステムの調査・分析作業を短期間で完了できるようになるというものです。これは、COBOLに精通したエンジニアが不足している現状において大きなメリットとなります。IBMはCOBOLを使ったレガシーシステムのモダナイゼーションを主要事業の一つとしており、金融機関や官公庁の基幹システムの多くでCOBOLが使われているため、Anthropicの発表はIBMにとって大きな脅威となっています。

一方、Anthropicは同日にコード内の脆弱性をスキャンして発見することができる「Claude Code Security」も発表しました。この発表により、セキュリティ関連企業の株価も下落したとCNBCは指摘しています。


背景

Anthropicは2023年に設立されたAI研究会社であり、Google DeepMindやOpenAIなどと同じく強力な言語モデルを開発している。IBMは長年COBOLを使ったレガシーシステムのモダナイゼーション事業を展開しており、市場シェアも大きい。しかし、近年はAI技術の発展により、従来の方法では困難だったシステムの自動化が可能になりつつある。

重要用語解説

Anthropic: AI研究会社。強力な言語モデル「Claude」を開発している。[重要性:高]。[具体例:Claude Code Security]

COBOL: コンピュータプログラミング言語の一つ。1950年代に開発され、主にレガシーシステムで使用されている。[重要性:高]。[具体例:金融機関や官公庁の基幹システム]

レガシーシステム: 古い技術で構築されたシステム。保守が難しく、モダナイゼーションが必要とされることが多い。[重要性:中]。[具体例:COBOLを使ったシステム]

モダナイゼーション: 既存システムを最新技術を用いて刷新するプロセス。[重要性:中]。[具体例:COBOLシステムの現代化]

Claude Code: Anthropicが開発したAIプログラミング言語。コード生成やデバッグなどを自動化する能力を持つ。[重要性:高]。[具体例:COBOLシステムのモダナイゼーション]

今後の影響

Anthropicの発表により、IBMのようなレガシーシステムを扱う企業は大きな脅威にさらされている。AI技術が進化することで、従来のビジネスモデルが崩壊する可能性がある。今後、企業はAI技術を活用した新たなビジネスモデルを構築していく必要がある。