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xAIと国防総省、機密システムでの「Grok」使用契約締結か

アメリカのxAIが開発した生成AI「Grok」を、アメリカ国防総省(戦争省)が機密システムで使用する許可を得たという報道があります。Axiosが国防総省担当者の談話として伝えたもので、これまで軍の機密システムではAnthropic社の「Claude」のみが使われてきました。しかし、Anthropicは軍によるAIのすべての合法的目的への使用を要求する姿勢に反対しており、特にアメリカ人の大規模監視や完全自律型兵器開発につながる利用については禁止を求めています。国防総省はAnthropicとの関係解消を検討し、「サプライチェーンリスク」に指定して請負業者との取引も中止させる動きを見せていました。一方、xAIは軍の要求に合意しており、Googleも軍との契約成立に近づいているとされています。


背景

2026年2月23日、アメリカのニュースサイトAxiosが国防総省担当者の談話として伝えたところによると、イーロン・マスク率いるxAIとアメリカ国防総省は、xAIが開発した生成AI「Grok」を機密システムで使用する契約を結んだ可能性があります。これは、これまで軍の機密システムではAnthropic社の「Claude」のみが使われてきた状況に変化をもたらす可能性があります。

重要用語解説

xAI: イーロン・マスク率いるアメリカのAI研究開発会社。生成AI「Grok」を開発している。

Grok: xAIが開発した生成AI。軍事利用の許可を得て、機密システムで使用する予定。

国防総省(戦争省): アメリカ合衆国の軍隊を統括する組織。

Anthropic: アメリカのAI研究開発会社。生成AI「Claude」を開発している。

Claude: Anthropicが開発した生成AI。これまで軍の機密システムで利用されてきた。

Gemini: Googleが開発した生成AI。

今後の影響

xAIと国防総省の契約成立は、軍事におけるAIの利用を加速させる可能性があります。一方で、Anthropicとの関係解消や「Claude」の使用制限など、軍内部でのAI利用に関する議論も活発化すると予想されます。