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ディスコード、年齢確認導入を2026年後半まで延期

ディスコードは、全アカウントへの年齢確認導入を当初予定していた2025年末から2026年後半に延期すると発表しました。これは、ユーザーからのプライバシー懸念やセキュリティリスクの指摘を受け、説明不足だったとしてヴィシュネフスキー最高技術責任者(CTO)が謝罪した結果です。

ディスコードは当初、未成年者向け設定をデフォルトにし、成人コンテンツへのアクセスには顔写真撮影や身分証明書のスキャンが必要になると発表していました。しかし、ユーザーからプライバシー侵害の懸念の声が多く寄せられたため、今回の延期となりました。

代わりに、年齢層を推定する内部システム「Osprey」を活用し、90%以上のユーザーは追加のアクションなしでDiscordを利用できるようになります。また、一部ユーザーにはクレジットカード確認やオンデバイス型顔年齢推定などのプライバシーに配慮した選択肢を提供します。

ディスコードは、イギリス・オーストラリア・ブラジルなどの法規制への対応を継続し、本格展開は2026年後半まで延期する予定です。


背景

ディスコードは、ユーザー保護と安全な環境構築を目指して年齢確認導入を計画していました。しかし、プライバシー懸念やセキュリティリスクの指摘を受け、当初予定より延期となりました。

重要用語解説

Osprey: [オープンソースのルールエンジンを用いた年齢層推定システム]。ディスコードが利用する内部システムで、メッセージ内容や会話分析に基づいてユーザーの年齢層を推定する。[プライバシー保護に配慮した年齢確認システムの実装を目指す]

Persona: [顔年齢推定技術を用いた年齢確認システム]。過去にテスト運用されたが、セキュリティリスクの高さが指摘され採用を見送られた。[ディスコードが重視するオンデバイス処理の基準を満たさなかったため]

オンデバイス型顔年齢推定: [ユーザーの端末内で顔年齢推定を行う技術]。プライバシー保護のため、データが外部に出ないよう配慮した方法である。[ディスコードが提供する年齢確認オプションの一つ]

今後の影響

今回の延期により、ディスコードはユーザーからの懸念を解消し、より安全で信頼性の高いサービスを提供を目指します。しかし、年齢確認の導入は依然として重要な課題であり、今後の展開に注目が集まります。