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英下院、アンドリュー元王子の貿易特使任命文書公開を支持

イギリス下院は24日、アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー元王子が政府の貿易特使に任命された際の関連文書について、公表するよう政府に求める動議を可決しました。これは、元王子がエプスティーン元被告に機密情報を渡していた疑いが出ていることを受けたものです。

自由民主党が提出した動議は、クリス・ブライアント貿易相も支持し、「元王子は無礼で傲慢で特権意識に満ちている」と述べました。捜査の影響で資料公開が遅れる可能性もあるものの、政府は「可能な限り迅速に」従うと表明しました。

アンドリュー元王子は2001年から2011年まで貿易特使を務め、世界中の政府高官やビジネス関係者との接触機会がありました。イギリス政府の公式規定では、貿易特使は訪問先に関する機密情報を守秘義務を負うと定められています。しかし、アメリカの司法省が公開したエプスティーン関連資料には、元王子がシンガポールや香港、ベトナムへの訪問に関する報告や投資機会に関する機密情報をエプスティーン元被告へ伝えていたメールが含まれていたことが明らかになりました。

警察は19日、元王子を公務中の不正行為の疑いで逮捕しましたが、同日中に釈放しました。捜査は継続中です。


背景

アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー元王子は2001年から2011年までイギリス政府の貿易特使を務めた。しかし、エプスティーン元被告との関係が問題視され、機密情報を共有した疑いが出ている。アメリカの司法省が公開した資料から、元王子の不正行為をうかがわせるメールが複数見つかった。

重要用語解説

**アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー元王子**: イギリス王室のメンバーで、2001年から2011年まで貿易特使を務めた人物。

**ジェフリー・エプスティーン元被告**: 性犯罪で有罪判決を受けたアメリカの金融家。元王子との関係が問題視されている。

**ハンブル・アドレス**: 文書公開を政府に指示するよう君主に「謹んで」求める手続き。可決されれば強制力を持つと理解されている。

今後の影響

この事件は、イギリス王室の信頼性や政治家の倫理観に対する疑問を投げかけている。また、エプスティーン元被告との関係をめぐる捜査が進むことで、さらなるスキャンダルが明るみに出る可能性もある。