LINE Mini Appで動くレシピサービスにAIアクセス可能にするMCPサーバー構築
この記事では、著者が開発したLINE Mini App「CookForYou」にAIアシスタントからのデータアクセスを可能にするためのMCP(Model Context Protocol)サーバーの構築について解説しています。
従来、AIに自分のデータを使わせるにはプロンプトにコピペするしかありませんでしたが、MCPを使うことでAIが直接サービスのAPIを呼び出すことが可能です。著者はCloudflare Workers上にMCPサーバーを構築し、LINE Loginでユーザー認証を行い、SupabaseのRLS(Row Level Security)を活用してデータ保護を実現しました。
実装には、@cloudflare/workers-oauth-providerライブラリを用いてOAuth 2.0フローを実装し、Durable Objectsを使って各ユーザーのMCPセッションを管理しています。将来的な拡張性も考慮し、外部API連携にも対応できるアーキテクチャを採用しています。
背景
近年、AIアシスタントが普及し、ユーザーデータへのアクセスが求められるようになってきました。従来の方法では、プロンプトにコピペするなど手間がかかりましたが、MCPはAIが外部データに直接アクセスできる共通規格として注目されています。この記事では、LINE Mini App「CookForYou」のレシピデータをAIアシスタントからアクセスできるようにするためのMCPサーバー構築について解説しています。
重要用語解説
Model Context Protocol (MCP): AIアシスタントが外部データやツールにアクセスするためのオープンプロトコル。AIがサービスのAPIを直接呼び出すことができるため、従来の方法よりも効率的です。
[重要性]: AI開発において重要な役割を果たす技術であり、今後ますます普及すると予想されます。
[具体例]: 記事で紹介されているCookForYouのレシピデータへのアクセスを実現するために使用されています。
Supabase: オープンソースのバックエンドプラットフォーム。データベース、認証、ストレージなどを提供し、アプリケーション開発を効率化します。
[重要性]: 記事では、CookForYouのレシピデータを管理するデータベースとして使用されています。
[具体例]: CookForYouはSupabaseのPostgreSQLデータベースとRLS(Row Level Security)機能を活用してデータ保護を実現しています。
Cloudflare Workers: サーバーレスコンピューティングプラットフォーム。コードをアップロードすると、自動的にスケール可能な環境で実行されます。
[重要性]: 記事では、CookForYouのMCPサーバーをホスティングするために使用されています。
[具体例]: MCPサーバーとOAuth 2.0フローの実装にCloudflare Workersが利用されています。
今後の影響
この技術は、AIアシスタントと既存サービス間の連携を容易にすることで、新たなアプリケーション開発やビジネスモデルの創出につながると期待されます。特に、レシピ管理のようなパーソナライズされたサービスにおいて、ユーザーデータへのアクセスを簡素化し、より高度な機能を実現できる可能性があります。