イラン、2026年FIFAワールドカップへの参加に「万全の準備」を表明
イラン政府は、2026年にアメリカ、カナダ、メキシコで共同開催されるFIFAワールドカップへの自国代表チームの参加に関して、必要なすべての準備が整ったと発表しました。イランの政府広報官であるファテメ・モハジャラニ氏は、イランのスポーツ省が、チームが大会に効果的に参加するための万全の準備を整えたと述べました。この準備は、スポーツ大臣の指示の下、成功したパフォーマンスに必要な施設提供に焦点を当てて進められたとのことです。
なお、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は4月16日、イランがワールドカップに参加することが期待されると述べ、チームが予選を突破し、プレーする意思があることを強調しました。インファンティーノ会長は、イランの試合がアメリカで開催される予定であるにもかかわらず、進行中の米イスラエル間の戦争を理由に懸念が示される中、「スポーツは政治の外にあるべきだ」と発言しています。
イランは、グループGの3試合をアメリカ(ロサンゼルス2試合、シアトル1試合)で、滞在拠点をアリゾナ州タキソールに設けて行う予定です。しかし、2月28日に米国とイスラエルが開始した紛争により、イランの参加は疑念にさらされていました。イランは当初、大会の「ボイコット」の可能性を提起し、FIFAに試合を米国からメキシコへ移すよう求めましたが、FIFAはこの要求を拒否しました。その後、イランに対する空爆やイランによる報復行為が続いた後、4月8日に一時的な休戦が成立し、その後も外交努力が続けられています。ワールドカップは6月11日に開幕します。
背景
2026年FIFAワールドカップは、史上初の48チーム制を採用し、北米3カ国(米国、カナダ、メキシコ)で共同開催されます。しかし、記事の時点(2026年4月)で、イランが関与する地域で米イスラエル間の紛争が勃発し、イランの参加自体が国際的な懸念と政治的な議論の的となっていました。
重要用語解説
- FIFAワールドカップ: サッカーの国際大会。2026年は史上初の48チーム制を採用し、米国、カナダ、メキシコで共同開催される。世界的な注目を集めるスポーツイベント。
- ファテメ・モハジャラニ: イラン政府の広報官。イランのスポーツ省がワールドカップ参加に向けた準備を整えたことを公式に発表した人物。
- ジャンニ・インファンティーノ: FIFA(国際サッカー連盟)の現会長。スポーツと政治の分離を主張し、イランの参加を強く支持する立場を示した人物。
今後の影響
イランの参加表明は、スポーツの場における政治的対立の懸念を一時的に和らげる可能性があります。しかし、地域的な緊張が続く限り、開催地や安全保障に関する国際的な議論は継続し、大会の運営や参加チームに引き続き影響を与えることが予想されます。今後の外交努力と安全保障の確保が鍵となります。