二宮和也がラストライブで「ジャニーズ」に言及、約30年の軌跡と複雑な思いを吐露
国民的グループ「嵐」の活動終了に伴い、2026年5月31日に東京ドームで開催されたラストライブ「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」の終演時、二宮和也が大きな話題を呼ぶ発言をしました。二宮さんは「僕は1996年6月にジャニーズ事務所に入りました」と切り出し、「この約30年間のジャニーズ人生を終えようと思います。終われてなかったなと。勝手に終わって、勝手になくなっていったなという気持ちが強かったので。勝手ではあるんですけども、今日僕はジャニーズ人生を終えます。本当にありがとうございました」と、旧ジャニーズ事務所への複雑な思いを語り、ファンやメディアから「タブーを破った」と大きな注目を集めました。
この発言は、二宮さんが旧ジャニーズ事務所をめぐり、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、「自分の人生として、自分が自分らしく、自分を最大限に皆様に見ていただくためにもひとつひとつの仕事に向きあい、また自分の人生を歩んでいく」と宣言し、退所した経緯がある中で行われました。旧事務所は『SMILE-UP.』に社名変更し、マネジメント業務はSTARTO ENTERTAINMENT社に移管され、STARTO所属タレントは公の場で「ジャニーズ」という名前を出すことは避けていました。
二宮さんの今回の発言は、過去の活動の歴史を正面から捉え直すものであり、X(旧Twitter)上では「みんなが口にできないジャニーズという名前をあの場で言えるのほんと強いしカッコ良かった」といった称賛の声が上がりました。また、二宮さんは過去にも、2025年に発売した著書『独断と偏見』の合同取材会で、故・ジャニー氏の名前を挙げたり、「謝ってもらいたい。あの人が迷惑をかけずに生活していれば、所属していた事務所はなくならなかった。僕が独立という道をたどることはなかった」と、一連の騒動に苦言を呈するような姿勢を見せるなど、常に社会的な注目を集めてきました。今回の発言は、ジャニー氏への様々な思いが込められた、非常に重層的なメッセージと見られています。
背景
本件は、国民的グループ「嵐」の活動終了という大きな節目と、旧ジャニーズ事務所を巡る性加害問題という社会的なタブーが絡み合っています。二宮さんは、この問題を受け、自身の人生を歩むため退所という形で、事務所との関係を清算してきました。今回の発言は、その複雑な歴史的背景を踏まえたものです。
重要用語解説
- 旧ジャニーズ事務所: かつて日本の芸能界を牽引した巨大な芸能プロダクション。故・ジャニー喜多川氏が中心となり、多くのスターを輩出しました。現在はSMILE-UP.やSTARTO ENTERTAINMENTなど複数の組織に分化しています。
- タブー破り: 社会的に言及を避けるべき、または触れることが難しいとされるテーマ(この場合は旧ジャニーズ事務所の内部問題)について、公の場で敢えて言及すること。
- STARTO ENTERTAINMENT: 旧ジャニーズ事務所のマネジメント業務を引き継いだ会社。所属タレントは、公の場で「ジャニーズ」という名称を出すことを控える傾向にあります。
今後の影響
二宮さんの発言は、単なる個人的な感想に留まらず、芸能界の歴史や構造、そして過去の清算というテーマを再燃させました。今後の展開としては、二宮さん自身の活動における「自己の確立」というメッセージが強く注目され、彼がどのような形で新たなキャリアを築いていくかが大きな関心事となるでしょう。また、芸能界全体における透明性の確保が求められます。