ゆいぴす、マンジャロ問題で謝罪「薬機法上の問題」を認め、過去の発信を撤回
キャバクラ嬢でインフルエンサーとして活動するゆいぴすさんが、糖尿病治療薬「マンジャロ」をダイエット目的で推奨した問題について、謝罪した。発端は、ゆいぴすさんが出演するオーディション番組「LAST CALL」において、挑戦者に対しマンジャロを勧めたことである。番組MCの溝口勇児氏が、ゆいぴすさんが公式アンバサダーを務めるマンジャロのオンラインサービスに出資した経緯を明かしたことで、問題が表面化した。当時、ゆいぴすさんは「マンジャロを初めて打ったとき、1カ月で5キロ痩せました」と具体的な効果を述べていた。これに対し、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の観点から批判が集中した。これを受け、ゆいぴすさんは当初、25日にX(旧Twitter)で「医者でなければ医薬品に関わってはいけないのか」「なぜここまで批判的なのか」と反論する姿勢を見せていた。しかし、2026年6月3日には、自身のXアカウントを通じて謝罪の意を表明した。謝罪文の中で、彼女は「今回のマンジャロに関する件につきまして、誠に申し訳ございませんでした」と述べ、不快な思いをさせた人々への謝罪を行った。さらに、自身の発信が「薬機法上の問題を含むものであった」ことを真摯に受け止めたと認め、「リスクの記載を徹底すること」「販売側が他者への使用を推奨しないこと」を確認した上での判断が誤りであったと認めた。
背景
本件は、インフルエンサーが医薬品に関する情報発信を行う際の法的責任と、消費者の健康被害への懸念が絡んだ事例である。医薬品は専門的な知識に基づいて使用されるべきであり、特にダイエット目的での推奨は、薬機法上の規制に抵触する可能性が高い。過去にも、著名人が健康食品や医薬品を不適切に推奨し、炎上する事例が複数存在している。
重要用語解説
- 薬機法: 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の略称。医薬品の広告や情報発信を行う際のルールを定めており、無許可での効果効能の謳い方や、誤解を招く表現を厳しく規制している。
- マンジャロ: 糖尿病の治療薬の一つ。本来は血糖値の管理を目的として使用される医薬品であり、ダイエット目的での使用は医師の指導が必要なため、広告規制の対象となりやすい。
- アンバサダー: 特定のブランドや製品の公式な推奨者、代表者。その発言や行動がブランドイメージに直結するため、高い倫理観と正確な情報発信が求められる役割である。
今後の影響
本件は、インフルエンサーによる健康・美容関連情報の取り扱いにおけるガイドラインの重要性を再認識させた。今後、著名人が医薬品や医療行為に関連する発信を行う際は、薬機法や関連法規を遵守するための専門的なチェック体制が必須となる。企業側も、アンバサダーの活動内容について、より厳格な管理体制を構築する必要がある。