Meta、インドで初のAIデータセンター提携を発表:リライアンス社と168MWの施設を共同開発
テクノロジー企業がAIシステムの訓練・展開に必要な計算能力を確保する競争が激化する中、Metaはインドにおける最初のAIインフラ投資として、コングロマリットのリライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries)とデータセンター提携を結びました。このパートナーシップは水曜日に発表され、ジャムナガル(グジャラート州)に168メガワットのAI対応データセンターを共同開発することを目的としています。
この提携は、MetaがリライアンスのJio Platformsに数億ドル規模で投資した関係性を発展させたものです。昨年はすでにインド国内外の顧客向けエンタープライズAIソリューション開発のため1億ドルの合弁事業を開始しています。今回のデータセンター建設により、両社は次世代AIシステムの基盤となるインフラを構築します。
インドは現在、AIインフラ投資にとって自然な目的地としての地位を固めています。マイクロソフト、アマゾン、Google、OpenAIなど多くの巨大テック企業がすでに同国でのAIおよびクラウドインフラ投資を発表しており、データセンターのフットプリントを急速に拡大させています。さらに、ブラックストーン系のAirTrunkは2030年までに5ギガワットのデータセンター容量を建設する計画を立てており、アダニやタタ・コンサルタンシーサービスといったインド国内の大企業もAIワークロードを支援するための大規模な拡張計画を発表しています。
Metaが利用するジャムナガル施設は、再生可能エネルギーで電力が供給され、淡水化海水を用いて冷却される予定です。Metaは、この施設での運用に必要な電力と水の全費用を負担することがコミットされています。リライアンス側は、この168MWの施設が2年以内に稼働し、将来的に拡張可能であるとしています。
なお、Metaはジャムナガル施設の支援に加え、CleanMaxおよびFourth Partner Energyとの契約を通じて、インド国内で約1ギガワットの新たな再生可能エネルギー容量を確保したことも別途報告されています。
背景
AI技術の急速な進化に伴い、大規模な計算能力(コンピューティングパワー)を持つデータセンターへの需要が世界的に急増しています。インドは地理的優位性や政府の政策インセンティブにより、この巨大なデータセンター投資の最前線となっています。
重要用語解説
- コングロマリット: 複数の異なる事業部門を傘下に持つ大規模な複合企業体(例:リライアンス・インダストリーズ)。多角的な事業展開力を持つことが特徴です。