ショートカットの記憶定着問題を解決するWebアプリ「KeyMap」を開発:Claude Codeとの協業が鍵
本記事は、「ショートカットを覚えた瞬間がピーク」という一般的な課題に対し、それを仕組みで克服するためのWebアプリケーション「KeyMap」の開発経緯と技術的な工夫について詳細に述べています。筆者は普段システムエンジニア(SE)として活動していますが、今回の開発では、実装部分をVS Code上のAIコーディングツール「Claude Code」に任せ、「使いやすさ」の判断という企画・設計フェーズに集中するという新しい開発スタイルを採用しました。
KeyMapは、ユーザーが利用する様々なツール(例:VS Code、Chrome、Figma)ごとにショートカットキーを一元管理できるWebアプリです。主な機能として、①ツール単位でのショートカット登録機能、②「キーボードビジュアライザー」による視覚的な表示、③JIS/US配列の切り替え対応が挙げられます。
特にこだわった点の一つは、単なるテキストリストではなく、実際のキーボード上で該当するキーを光らせて表示するビジュアライザーの実装です。これにより、「指がどう動くか」という身体的な記憶に訴えかけることを目指しています。また、開発プロセスにおいては、AIとの協業を通じて「正しい要素の選択(例:単なるdivではなく
この経験から、筆者はSEとして最も重要だと感じたのは、「コードを書く力」よりも「何を作るべきか・どう使いやすくするかを言語化する力」であるという個人的な発見を得ました。今後はクラウド同期やチーム共有機能の実装を目指す予定です。
背景
ショートカットキーの学習は、新しいツールが増えるたびに記憶が散逸し、「覚えた瞬間がピーク」という現象に陥りがちです。従来のチートシートやメモアプリでは、視覚的・物理的な定着を促すことが難しく、本開発は「忘れない仕組み」を提供することを目的としています。
重要用語解説
- キーボードビジュアライザー: 登録されたショートカットキーを、実際のキーボード上に光らせて表示する機能。テキストでの記憶に頼るのではなく、指の動き(身体的記憶)で定着させることを目的としています。
- Claude Code: VS Code上で利用できるAIコーディングツール。本開発では、筆者が「使いやすさ」という判断軸を渡し、実装部分をAIに任せることで、新しい開発スタイルを確立しました。
- JIS/US配列の切り替え: 日本の標準的なキーボード配列(JIS)とアメリカ式の配列(US)に対応すること。物理的なキーの位置が異なるため、ユーザーの手元と同じ見た目でショートカットを確認できるようにしています。
今後の影響
本ツールは、開発者やデジタルツールを多用する専門職にとって、学習効率の劇的な向上をもたらす可能性があります。AIとの協業を通じて「体験設計」の重要性を再認識させた点も、今後のプロダクト開発における新たなワークフローモデルとして注目されるでしょう。